アレルギー性鼻炎は、原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます
花粉症の原因としてスギが最も多く、その他にもヒノキ、ブタクサ、ヨモギなど様々な花粉があります。
花粉症の患者数は年々増加して有病率は約4割近くなり、近年では低年齢化が進んで10歳未満での発症もみられます。
季節にかかわらず一年を通して存在する、ダニやハウスダスト、ネコやイヌなどに対するアレルギーが原因で起こる鼻炎です。
季節性に比べて喘息やアトピー性皮膚炎を合併する割合が高くなっており、喘鳴や皮膚のかゆみを伴うこともあります。
通年性には、アトピー性皮膚炎・アトピー性結膜炎(眼の痒み、涙)や気管支喘息などの症状を合併することがあります。
また、アレルギー性鼻炎に鼻副鼻腔炎(膿性鼻汁など)を合併することもあり、X線レントゲンやCT検査による鑑別が必要になることもあります。


アレルギー症状を起こす原因物質を減らすことが目的になります。
アレルゲン免疫療法(減感作療法)の一種で、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させることで、アレルギー反応を弱めていくことを目的とした治療法です。10-20%の方に完治を見込むことができ、70-80%の方に症状の改善が見られます。
治療法としては、1日に1回、舌の下に抗原エキスを含みます。スギ花粉症とダニアレルギーの方が対象になります。即効性を期待する治療方法ではなく、最低3年間の定期的な通院治療が必要になります。
スギ花粉症の場合、治療開始の時期となるのは、花粉飛散がおさまった6月以降が目安になります。ダニアレルギーの場合は、時期に関係なく治療開始が可能です。
✳︎初回投与時は、重篤なアレルギー症状としてアナフィラキシーショック(蕁麻疹などの皮膚症状、呼吸困難など)を発症するリスクがありますので、当院内で施行させて頂きます。